2013年9月15日日曜日

道産子カップメン

雨が降ってきた。朝には上がるらしい。

ベッドがかわると決まって寝つきがよくない。あらかじめ仕入れておいた北海道産のインスタント塩カップメンで腹の足しにした。ここ稚内市街のコンビニは、フェリーターミナルからの交差点と駅構内の2軒。営業時間は、朝5時から深夜24時まで。米が育たない土地柄かおにぎりは置いてなかった。それ以外に歩いて数分のドラッグストアが19時まで開いている。コンビニ、ドラッグストアともにウオッカをはじめリキュールがずいぶんたくさん陳列してある。ロシア人が買い求めるのか。

駅前を過ぎて少し路地に入ると地元の商店街が軒を連ねている。なかに大きな食料品スーパーもある。どの店ともロシア文字の店の看板を出していて異国情緒を味わえる。

明後日、サハリンへ渡るが水産業のほかに今天然ガス開発ブームだ。ロシア人と日本人との融和はもちろんのこと、稚内経済もサハリンマネーで潤くことを期待しているのか、行政はサハリンとの交流を進めたい意向がネットの随所に記されいる。

海の向こう側、極東ロシアは、プーチン氏の肝いりで開発を推進したいらしい。前の2010年のAPECでもウラジオストクが会場となり、空港と街を結ぶアエロエキスプレスを開通させた。が、何せモスクワから9000km離れているので思うように開発が進まないらしい。

以前新聞で知ったが、サハリン、クリル諸島のインフラ整備の進み具合は3つのエリアに分かれるらしい。一番発展しているのが、サハリン。その次が南クリル諸島(いわゆる択捉、国後、歯舞、色丹、分割ラインを主張するロシアと、4島を日本の係争地とする北方領土)、そして北クリル諸島、この3段階に分かれるらしい。択捉、国後は、最近のロシアによる水産加工会社の事業が順調に進み、有視界飛行に頼っていた空路も、コンピューター管制と新しい滑走路が整備されてジェット機による空路が実現した。一方、北方領土より以北の北クリル諸島は、中古の船が行き来するだけで、これといった産業も育たず、かなり生活環境が粗末らしい。

現在のロシア連邦は、ご承知の通り領土がとてつもなく広く、世界各地で領土問題を抱えていた。ひとつ譲歩するとモグラ叩きのように国境の線引きが出現して、かれらはかれらなりに相当火種をかかえていた。が、プーチンのカリスマ性か、彼はパフォーマンスに精を出しつつも、着実に領土問題を解決していった。今現在、中国と接するアムール川(黒竜江)の両岸でつば競り合いを残すのみとなった。日露関係の平和条約締結の悲願も、日本の安全保障環境が飛躍的に向上するであろう。今後に期待したい。



日が変わって、朝は、3時起き。あまり眠れなかった。この日本最北端の稚内全日空ホテル、何もかも快適なのだが、ベッドのスプリングが効きすぎて落ち着かなかった。しかし、幸いにもコインランドリーがあり、朝から洗濯。お腹がすいていたので、コンビニに向かった。さすがに朝は肌寒い。上着を着てちょうどよかった。私の身分では北市場は、昨晩で満喫した。魚だったので、コンビニでは全国共通のチキンかつカレーを買い込む。おむすびありました。それはそうですよね。物流が発達していて、おそらく、札幌か旭川から運送してくるのだと思う。今日は天気もまずまず良さそう。暇なので宗谷バスが運行している市内観光バスでも乗ってみようかと思う。まだ朝早いので台風情報でも仕入れる。

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