2013年9月16日月曜日

道北旅行

朝8時に稚内駅に隣接するバスターミナルから定期観光バスの切符がとれたので、カメラとともにつかの間の道北旅行に参加した。乗客9名。台風で今日のフライトで帰らなければならないお客さんがいて、運転手さん、ガイドさん、それにお客さんが心配している中、申し訳なかったのだがローカルな風景とバスガイドさんのユーモラスな語りとともに楽しいひとときを過ごさせていただいた。

はじめに、私が気にしていた稚内公園を稚内丘陵の急な坂道を登りながら案内してくださった。ので、真岡の少女を哀悼する記念碑と、ぼくの勉強不足でガイドさんからはじめて教わったのだが、昭和南極隊のときに活躍した樺太犬の碑を拝むことができた。次にノシャップ岬。利尻礼文がかすかに見えた。

そして、一端市内へ戻り宗谷岬に向かう。この道北は西の日本海、北の宗谷海峡、東のオホーツク海と三方の海に囲まれている。空港から路線バスに乗っているときに、途中の停留所のアナウンスで「ハマナス」という地名が連呼されたのだが、これもガイドさんからの説明で地元の人々に親しまれている花であることを知った。宗谷黒牛という食肉が有名らしくて、途中牧舎から放し飼いにされた牛さんたちがたくさん現れた。

宗谷岬の手前に平和公園という広場があり、83年の大韓航空機墜落事件のときの犠牲者の碑が建てられ海に散って逝った乗客乗員の名前が刻まれていた。その丘の真下が宗谷岬でサハリンを海のかなたに見ることができた。これからぼくが行くところである。肉眼で見えることは見えるが船で移動するとなると、やはり近くて遠い存在だ。その土産物屋の寒暖計は、気温15℃。雨の降る気配がなかったので、Tシャツ一枚で来たが、昨日とはうってかわりバスの観光ルートが海沿いで風もあり、寒かった。ユジノサハリンスク(旧豊岡:Южно-Сахалиск)はもっと寒いのだろうか。バスが市内へと戻る途中、サハリンへ着ていく服装を考えながらホテルへ帰った。このパソコンもフロントに返却する。

明朝は、いよいよコルサコフ(旧大泊:Корсаков)へ出発する。

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